どうも安藤優希(@AndoYuki55)です。
元映像クリエイター
→コーチングのプロ。
個人事業主メインに経営と健康面のサポート。
年商3億社長、占い師、YouTuberなどの専属
本は1週間で5冊ほど読むようにしていて、いい本の内容はたまに紹介しています。
今回は『リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは』という本の内容を共有します。
今回はこんな方向けに書いています。
○会社を経営しているが、良いリーダーとはどんな人間性なのか考えるけど、結果を出せるリーダーなのか、情熱があるリーダーなのか、まだ自分の中で定義が固まってなくていろんな意見を吸収したい
○今の組織でもなんとかなっているけど、もっと大きな成果を出すには組織力を向上させることが課題だと思っている。チームとしてレベルを引き上げるにはどうすればよいか知りたい
○ひとりひとりの力を底上げして、会社のレベルを上げたい。まずは、人材育成をしたくて自分たちで考えて動いてくれる組織にしたくて、どんなことをすればいいか情報収集したい
○組織のために頑張っていて、メンバーに働きかけて、勉強もして新しい手法を取り入れているのに結果が出ない。どうすればいいのか?
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それでは書いていきます。
トップダウンからフォロワーシップへ

トップダウンの組織は短期目標を達成する場合に向いていて、例えば3ヶ月後に売上3000万を達成させるぞ!といったリーダーシップが有効でした。
しかし、変化の多い時代では、上司も常に正解を導き出せるわけではなく、リーダーの成長が止まると組織の成長が止まるということが発生してきました。
いままでは、トップダウンで部下にプレッシャーを与えて成果を出してきた人たちは称賛されてきましたが、最近では通用しなくなっただけでなく、『悪』という認識になってきました。
長期的な成果を獲得しようとしたり、成長を求める組織ほどフォロワーシップを取り入れるようになっています。優秀で信頼を得ているリーダーこそ、フォロワーシップを発揮しているというデータもあります。
ひとりひとりが考えるようにする組織作りのためのフォロワーシップですが、コーチングも自立した人材を育てる指導法です。コーチングは成功者の行動パターンを分析して作られた手法です。
自ら考える人材を育てるコーチングと、「自ら考える組織」という状態を表すフォロワーシップは同じ「自ら考える人材を育てる」という共通点があります。
優秀なリーダーが自ら考える組織を作っているというデータは、納得できます。
リーダーシップの形は1つではない

「あの人はリーダーに向いている、向いていない」の議論はリーダーシップを一面からしか捉えられていない人です。
今は価値観が多様化していて、部下が10人いれば10パターンの理想のリーダー像があります。
よく芸能人や、作品のキャラの中で「理想の上司ランキング」とかやってますが、ランキング形式で順位はでるものの票はばらけています。
リーダーシップにはたくさんのアプローチ方法があって、その中のひとつで、最近効果があるといわれているのが「フォロワーシップ」です。
これからのリーダーは~力と言われるスキルの習得よりもスタイルの確立のほうがリーダーに必要な条件になります。
強い組織を作るリーダーは誰でもなれる

リーダーにはスタイルの確立が必要ですが、では具体的にどんなスタイルにすればいいのかというのは、優れたコーチの例を出して紹介します。学ぶの語源は真似ぶであって、成長にはマネが速いです。フォロワーシップを発揮するリーダーの特徴を紹介し参考にしてもらえればと。
勝利よりベストを尽くすことを評価する
リーダーは自分が「選手の力を信じてベストを発揮するためのサポーター」という考えを持ってメンバーと接する必要があります。
コーチングの原則も”受ける人が主役”という原則があります。
成功者は部下を活かして成果を最大化させることが、大きな利益を生むと理解していたのでしょうか。
優秀なスポーツコーチも選手を主役と考えて、今の状況の中でベストを尽くす姿勢を評価することが結果を最大化させることがわかっていたため、選手の主体性を大切にしていたそうです。
1対1のコミュニケーションを大切にする
2018年のラグビーワールドカップで南アフリカを撃破するという前代未聞の勝利を収めたときの監督はエディージョーンズでした。
彼は練習中に怒鳴って叱り、トップダウン型の監督というイメージでした。
しかし実際には、きめ細かい気配りで1対1のコミュニケーションを大切にしていました。
どの選手と会話したかセルフチェックするリストまで作ってコミュニケーションをして選手を励ましてフォローしていました。
これを会社に当てはめると、「部署のメンバー全員と1対1でコミュニケーションを取ったか」とチェックしている部長は日本に何人いるでしょうか。
僕は組織コーチングの資格も持っているんですが、コーチ仲間と情報共有しています。
組織の人間関係改善に有効だった手段を聞くと1on1ミーティングが上位に入ります。
というか必須くらい重要です。
上司と部下の1on1か、従業員でやる気があり結果も出す従業員と問題のある社員の1on1なのかは組織の状態により異なります。
嫌われることを恐れない。そしてフォローもする

人はだれでも嫌われたくないし、好かれたいと思いますが、目標達成のためには欠かせない必要なこととなれば、高い課題を突きつけます。
そして無理難題を突きつけるだけでなく、フォローをします。
優れたコーチは課題の与えるのとフォローを同時に考えます。
相手を信じていることが大前提であるから仕事を任せられるし、信頼を大切にしているからほったらかしにせずにしっかりフォローできます。
心から部下を大切に思う心が、仕事を任せてフォローもできるリーダーになれます。
むしろ大切に思わないリーダーだとブラック企業みたいになりお互いにとって不幸なので、この記事を見てハッと思う方がいたら今の環境は改善が必要な可能性があります。
君がコーチならどうするか
優れたスポーツコーチは「君がコーチならどうするか?」と問いかけ続けます。
何度も同じ問をすることでリーダーの疑似体験をすることになります。
そうするといざ本当にその立場になった時に今まで考えてきたことを実行すればいいだけになるためリーダーになる準備ができています。
コーチングもコーチが質問をすることによって、受ける人が考えます。
リーダーの立場を考える質問は、考える癖がつくだけでなく、普段から別の視点で考えることでイメージトレーニングになり、メンタルも実力も鍛えられる方法になります。
リーダーのイメージトレーニングをして、そのイメージの中でうまくいくイメージでができればあとは実行するだけなのでそれはうまくいきますよね。
1つの方法にこだわらない

熱心な人ほど「自分はこの方法で行く」と固執してしまうと失敗します。
しかしリーダーが必要な資質のひとつに、状況に応じて自分の立ち回りを変える柔軟性があります。
目的意識をもって取り組めば自然にそうなります。
いろんな型を持って動き回ると様々な状況に応じて戦法が取れるようになります。
変化の速い時代ですから、状況に応じて変えるのは自然なことですが、出来る人は少ないです。
嫌われる上司1位は「コロコロ意見を変える上司」というアンケート結果もあります。
上司も意見を変えるのは嫌われるとわかっているので、変えたくないと思ってしまいます。
ここで重要なのは変化の早いことを部下に理解してもらい、状況に応じて方向性を変えることを説明しておくことです。
方向性を変える時に理由をしっかり伝え納得してもらえば、反発は出ません。
人は基本的に変化を嫌がるので、変えるならしっかり説明が必要です。小さな反発の積み重ねが信頼を少しづつ崩していきます。
I don’t knowといえる
「選手に教えるよりも、自分が教わるという意識が先に立つ」
これは優れたコーチに共通する重要な資質です。
結果を出すことに本気であり、学ぶ姿勢がかなり前向きです。
プライドを捨ててまで選手に自身のコーチングや指導について選手からフィードバックをもらいます。
コーチングでも優れたコーチこそ自身でコーチを付けますが、その理由のひとつに客観的な意見を貰えるからということがあります。
この場合、客観的な意見をもらうだけでなく、選手も教えるという経験を通じて、「組織に貢献しているチーム作りのステージに立っている」という実感がチームの連帯感を強めることになります。
立場がうえになってしまうとついプライドが強くなりますが、目的を考えるといらないことがほとんどですね。
プライドを捨てる方法はこちらの記事で書いています。
今回の内容は自分自身でできているかどうか見直すと本当の効果発揮できます。
読んで満足してしまうだけだとノウハウコレクターみたいに頭でっかちになるだけですので。
この記事がお役に立ったなら幸いです。
ではでは~
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