どうも安藤優希(@AndoYuki55)です。
目標達成のコーチングのプロで、現在は個人事業主や経営者の方を多くクライアントにしています。
いままで年商3億円の社長さんや、従業員100名を超える会社の経営者にコーチングを行ってきました。
継続してセッションの予約もしてもらっています。
クライアントの悩みは本当に様々で、人生が変わるコーチングにしてほしかったり、120%の解決ができるようにいろんなコーチングを学び取り入れています。
今回はCRR Global Japanが提供するORSC(システムコーチング)について解説していきます。
コーチングとは

まず、一般的なコーチングとは、コーチが受ける人に具体的な答えやノウハウを教えずに目標達成に導く指導法です。
コーチのスキルである「傾聴と質問、承認」の力で受ける人に目標達成の近道をしてもらいます。
傾聴とは耳と目、心、体で人の話を聴くことです。
質問で受ける人が目標達成のための問いや答えに気付けるようにします。
セッションと呼ばれるコーチとの対話の中でそのやりとりが行われます。
承認とはコーチは受ける人の人間性はもちろん、行動や結果に対してなんでも受け入れて否定しないということです。
コーチングとコンサルティングの違いは、答えを自分で気づいてもらうというのがコーチングです。コンサルティングは具体的な課題に対して答えを教える指導をします。
コミュニケーションの取り方が違いコンサルティングは教えるため一方通行で、コーチングはコーチと受ける方のやりとりになるため双方向です。
受ける方は自分で目標達成に対して問いや答えを見つけるため、達成へのモチベーションが非常に高くなります。
自ら目標達成することによって、大きな自信にあることも特徴です。
自立した人材に育てることができるとこれからの教育になると言われていて最近では企業研修に使われたり、経営者がパーソナル・コーチングを受ける方が増えています。
メリットが多いのですが、デメリットを挙げると、基本は個別対応の指導になるため大勢の指導ができないことと、効果が出るまでに時間がかかることです。
コーチングとシステムコーチングの違い
システム・コーチングは組織と関係性に働きかける新しいスタイルのコーチングと呼ばれています。
通常コーチングは1対1(コーチングでは1on1ミーティングとか呼ばれます。)で行われます。
グループコーチングでも、コーチが個人個人に考えを聞きつつ、全体の意見をまとめていくといった感じになります。
システムコーチングでは複数人のチーム自体を「生き物=システム」ととらえ、そのシステム自体をコーチングの対象とするというのが特徴です。
人間関係そのものをコーチングします。
1つのチーム=1つのシステムです。
個々の能力は学ぶ量だったり、経験、才能などに左右されます。
しかし会社や事業など組織で戦う場合、個人がいくら強くても組織やチームになったときに機能できなかったら意味がありません。
ラグビーで個人ではパス力や突破力が凄まじいのに、バックス(ボールをパス回して進む方のポジションです。)がチームとして機能してなくて、パスが通らなかったら戦略の幅が狭く、結果チームとしては勝つのは難しくなります。
2人以上の人が集まればそれはチームと呼べます。
この2人以上でなにか生もうとするこの力がシステムコーチングの対象になります。
目に見えないけど、マネジメント可能なものです。
それはできるだけ良い結果を出そうとする熱意だったり、コミュニケーション、能力の掛け合わせ、リーダーシップと呼べるものです。
この良い関係性を作っていくのがシステムコーチングの役割です。
コーチングで傾聴は重要なスキルですが、このシステムコーチングでも重要な役割を果たします。
チームの関係性=システムを構成している個人個人が持つ考えや意見をシステムの声として尊重して傾聴していくことで、今システムに何が起きているか知ることができます。
そこにコーチによる質問で個人に問題に気づかせることによって、結果メンバー同士が自発的かつ意図的に良い関係を作り上げていくことをを支援することができます。
コーチング全般に言えますが、システムコーチングでも、人間関係が改善されチーム力が上がったことを実感するとの声があります。
システムコーチングで大事なのは、メンバーがひとりひとりチームに所属しているという自覚が重要です。
人は自分が置かれている環境や組織を意識しないと関係性について深く考えることはありません。
自覚することで、今の状況や問題などに気がつくことができます。
その気付きが意図的な関係性を作っていくことに繋がります。
「現状を知った上で、今後、自分たちはどんな関係性を共につくり出したいのか」という考えになり、意図的な関係性作りがメンバー同士で自発的にスタートしていきます。
さらにレベルアップして関係づくりが進むとメンバー同士でチームが持つ課題の解決に自ら取り組むようになります。
メンバーが自分たちで具体的な行動を起こして、変化を起こしていきます。
チームが存在する理由は共通の目的を持って、それに向かって協力して進み目的に合った結果をだすことです。
そのチームが目指す結果を出し続けるためにも、自分たちで意図的な関係を作り出すことが必要です。
良い関係性を作って目的に合った結果を出していき、さらに関係を深めていくという良いサイクル作りにシステムコーチングが役に立ちます。
ちなみに、システムコーチングは決して、システムを修理したり治療するものではないです。
通常のコーチングもそうですが、マイナスの精神状態をゼロに戻すのはカウンセラーやセラピーが適しています。
システムコーチングは「システム=チームの関係性を意識して明らかにするように支援する」というのものです。
メンバーひとりひとりが関係性を意識することができれば自発的にシステムを良くしようとします。
システムコーチングはその好循環を作るのが役目です。
以上がシステムコーチングの解説です。
組織力を上げたいということに特化したコーチングです。
普段は目標達成させるコーチングをしています。
内容はこちらの記事が参考になります。
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