どうも安藤優希(@AndoYuki55)です。
元映像クリエイター
→コーチングのプロ。
個人事業主メインに経営と健康面のサポート。
年商3億社長、占い師、YouTuberなどの専属
普段はビジネス・個人向けのコーチングをしておりますが、組織向けのコーチング資格も取得しており、定期的に組織へのコーチングに関する勉強会に参加しています。
今回はこんな方向けに記事を作成しました。
○少ない人数で、自分の数倍の結果を出している経営者を見ていて、自分も組織づくりに力をいれていきたいし、もっと自分がいなくても仕組みが回るようにしたい。
コーチングを導入してチームワーク力を上げて強い組織にしていきたい。
○従業員がやる気がなく、監視をしないとサボり始める。
監視する手間が本当にもったいなくて、組織としてのレベルを上げて、低い次元の問題をなくしていきたい。
良い改善方法が荒れば知りたい。
○職場の人間関係が良くなくて、コミュニケーションすら円滑でなくて仕事に影響が出る。
小さな組織だから、コミュニケーションロスにより影響がでている気がする。
解決できる良い手法を知りたい。
チームコーチングにより、メンバーが主体的に考えて、リーダーシップを発揮する組織が作ることができます。
組織マネジメントも経営者の変化で大きく変わってきます。
たくさんの事例を見てきて実感しています。
逆に言うとトップがなにも変わらないのであれば、組織に変化をもたらすことはできません。
変化のひとつとしてオススメしたいのがチームコーチングで、詳しく解説していきます。
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よろしければ、ぜひ使ってみてください。
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良い組織作りが求められるわけ

経営はひとりでしても、年商3億とか稼いでいる人もいますが、いずれにしても外注したりと人と関わる必要性はでてきます。
稼いでいるうちに、一人だといつまでも自分が対応しなくてはいけなくて自動化できなかったり、やることが大きすぎて工数が足りなくなります。
そこで、必要になるのが人材です。
目的・目標を持った人が2人以上集まるとそれは組織と呼べます。
組織の定義はたくさんありますが、この状態を組織と呼ぶ人もいます。
他には「共通の目的を持った人間が、協働の意思を持って意思疎通する」ことが組織とする人もいます。
ビジネスを大きくするには早い段階で人と関わる必要がでてくるので、組織の力は必須のスキルになります。
ちなみにグループは目的を持たない人の集まりで、チームは共通の目的を持ち一緒に向かう集まりのことをいいます。
組織とはチームのことです。
僕の目標達成のためのコーチングでも人の力を借りる力「マスターマインド」は最重要視しています。
それだけ人や組織の力は目標達成でもビジネスに大きな影響を与えてくれます。
『マネジメント』で有名な経営学者のピーター ・ ドラッカーもこう語っています。
企業カルチャーの力は戦略を凌ぐ。
ピーター ・ ドラッカー
それが意味するところを完全に理解できた時にだけ、
企業が成功するだろう
長期的、継続的に成長して、成果を出し続けられる企業を作るには組織の力が重要だと言っています。
良い組織を作るための人材戦略や育成計画はビジネスを大きく伸ばすことを成功させるために必須といえます。
もうひとつ説を紹介します。
マサチューセッツ工科大学のダニエルキムが提唱している『成功の循環』です。
組織の成功循環モデルで、どのような循環なのかと言うと、こんな感じです。

簡単に説明すると、組織の人間関係が組織の出す結果に影響を与えるというものです。
当たり前のことですが、具体的になぜ影響を与えるか説明できる人は少ないですね。
どのように循環するかと言うと、組織の人間関係が良くなることで、人材の思考のレベルが上って、それが行動に生かされ、結果として出てくるアウトプットの質も上がるというものです。
それぞれを詳しく説明します。
- 「関係の質」 相互理解があり、尊重し合っている
- 「思考の質」 お互いを助け合う思考が生まれ、重要な情報やアイディアが共有される
- 「行動の質」 自発的に、当たらなチャレンジや助け合う行動が生まれる
- 「結果の質」 売上や成績が向上する
- 「関係の質」 さらに組織の関係性が良くなる
このように成功のサイクルにハマると良い流れができます。
逆に悪い流れにもなってしまうことがあります。
詳しくはこんな感じです。
- 「結果の質」 業績が悪い。
- 「行動の質」 結果を出すための行動目標を定める
- 「思考の質」 行動目標のみを達成することに注力し、創造的な思考ができなくなる
- 「関係の質」 対立や命令、責任のなすり合いや、自己防衛がおきる
- 「結果の質」 売上や成績が思うように伸びない
自分の組織に心当たりがあるという人も少なくないですね。
良い組織を作る必要があるのは良いアウトプットを出すためです。
「結果の質」を向上させるには、「行動の質」を向上させるよりも、まずはその土台となる「関係の質」を改善することが大事です。
チームコーチングはこの関係の質にアプローチして結果の質を上げていきます。
チームコーチングとは

まず、コーチングについて解説します。
個人に対して目標達成や成長を目的にして行う指導方法のひとつです。
コーチは受ける人に具体的な課題解決をしたり、答えを教えることなく目標達成や成長に導きます。
目標をテーマとして設定して、コーチが受ける人に質問をして受ける人が答えることにより気付きを得て、目標達成へ近道してもらいます。
変化の速い”VUCA“と呼ばれる今の時代に合う教育法と言われています。
社会やビジネスにおいて将来の予測が難しくなっている状態を示す造語です。
予測が困難な原因として4つの特性の頭文字を取って作られました。
V:Volatility(変動性)
U:Uncertainty(不確実性)
C:Complexity(複雑性)
A:Ambiguity(曖昧性)
持続的に経済的に豊かな状態でいたり、成長していくには学習スピードを環境変化と同じスピードかそれ以上にする必要があります。
これまでのコンサルティングやティーチングのように具体的な知識やスキルを教えてもらってもすぐに使えなくなってしまいます。
コーチングでは自ら目標達成に向かうための方法を鍛えます。
目標達成のために自ら課題を見つけて、必要であれば学び、スキルを身につけて答えを探しだす力を鍛えます。
組織にコーチングを導入することで自らリーダーシップを発揮して考えて目標に向かう組織ができます。
コーチングの効果や受けるメリットを事例で紹介しています。
こちらの記事も参考にしていただけます。
チームコーチングとは、組織に対してコーチングを行っていくことで、自立した個人を増やして自走できる組織になり、目標達成や成長に導きます。
コーチングを受けるメンバーは組織の中から選抜して選び場合と、コーチング研修として会社全体で行うパターンがあります。
チームコーチングの特徴は
○どの業種にも対応できる
○研修とは異なり、実務をヒアリングしてその内容にあったテーマを扱う
○参加しているメンバーを自立させることがゴールで、組織全体が自走し、ひとりひとりリーダーシップを発揮するようにできる
○コーチングの内容は、コーチング中におきる問題や課題に対応して柔軟に行っていく
○成功の循環の「関係の質」からアプローチしていく=根幹治療
研修とは異なり、具体的な内容を教えるのではなく、コーチングを受けているメンバーが自ら目標を立てて、課題を発見し、答えを見つけていき行動します。
組織に対して行う場合テーマは「理想の職場作り」とされることがほとんどです。
理想の職場とは人々がイキイキ・元気に働き、コミュニケーションが円滑で、その結果、成果や収益を上げることができる職場です。
理想の職場で働く人々の特徴として、
○職場における存在感(肯定感、自信)が高い
○職場における不安感(ストレス、不安)が低い
ということがあります。
存在感は人々の良質な関わりの多さで高めることができます。
良質な関わりとは
○褒める
○人格否定ではなく、部分否定
○相手を無視しない
○元気な挨拶
○清掃活動
などのことを言います。
コーチングをしている中で、受けている方が自ら自分の組織にとって良質な関わりとはなにかを考えてもらい、実行してもらいます。
不安感は職場のルールや決まりが、「職場の人々の中で合意の上、作られて、その状態を職場の上司や管理職も尊重し徹底をはかっている」、という安定した職場環境の中では高くなることはありません。
チームコーチングは、なにか新しいスキルやシステムを外から持ってきて不自然に職場を変えるのではありません。
今、職場で働いている人々の中にある思いや希望、願いや可能性を最大限に引き出し、ひとりひとりがすでに持っている力が正しく作用するように働きかけることで、職場のパフォーマンスを向上させます。
チームコーチングは人同士の関わりという「熱さ」と、客観的なアセスメントという「冷静さ」の両輪で、理想の職場を(イキイキ元気、生産性・収益向上)の実現へと進むための極めて実践的な教育手法です。
チームコーチングの例

まず、チームコーチングの流れですが、大雑把にすると「目標設定→現状の把握→行動計画の作成→振り返り」となります。
では、ある職場を具体例を例に流れを説明していきます。
訪問介護の職場の場合
組織の特徴
○高齢者の自宅を訪問し、介護を行う事業
○福祉業界の共通の「賃金安」「夢や希望を描きづらい」という課題がある
○30代が中心
○真面目な人が多い
○全体を通して、リーダーシップを発揮する人がいない
○活気があまり感じられない
○訪問介護という仕事上、職員同士のコミュニケーションは少ない
経営者の会社経営方針
○専門知識や技術のみを提供する集団ではなく、最初に大切にすることは、人と人との関わりの中に、思いやりと優しさを持つことであり、これは医療・介護に携わる人間に一番必要なことである
○それに加えて、専門的な知識と技術を提供する集団になること
チームコーチング実施前に経営者が感じていた職場の課題
○職員同士のコミュニケーションが少ない=本音が言えない
○離職率が高い
○リーダーがいない
○職員を育成する仕組みがない
実際に取り組んだ行動とその成果
○集団に対して
取り組み:毎日サンキューカードを書いて机の上に置いておく
ねらった効果:職員の肯定感を上げて、組織の一員ということを実感してもらう
出した成果:職員同士のコミュニケーションが活発になり、会話が増え、笑顔が以前より見られるようになった。
職員の感想からもムードの変化を感じる。
このような事例がありました。
サンキューカード(感謝カード)はコーチ仲間の事例を聞くと、効果のある職場が多く、従業員が組織に属しているという実感してもらえてオススメです。
僕も実際に企画しやったことありますが、経営陣からも従業員からも大好評でした。
組織の現状や問題を見て対策できることは、「こんな組織にはこんな対策が効く」という答えがあります。
コーチはその答えを知った上でチームコーチングを行います。
あくまで、答えを出したり実行するのは受ける方ですが、コーチは目標達成できるようにサポートして導きます。
組織ごとの対策はまたボリュームが多いので別の記事かメルマガで配信します。
ではでは~