どうも安藤優希(@AndoYuki55)です。
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成功している方こそパレートの法則を強く意識して仕事をしていて、短い期間で大きな結果を出していたりします。成功するための要素のうち枝葉の部分を切り落とし、幹の部分のみをエッセンシャルに注力していくので、成果が出るのが早いしそもそも成功の確率が高いです。
パレートの法則はこんな方は学ぶとより効果的です。
○自分の使える時間やお金などリソースは限られているのはわかっているけど、やる仕事が本当に多くていろいろ取り組んでしまう。
忙しいけど、やれることはやっていてそれなりに結果は出ている。
けど、もっと効果を上げるには効率をアップしないといけないと思っているし、自分の時間ももっと確保するために何をすればいいか迷っている。
○仕事を頑張っていて、たくさんのことに取り組んでいて学習の習慣も作っている。
けど稼働に見合った成果があんまり出ていなくて、改善しないといけないと思っている
○自分のビジネスの効率を上げて、無駄を省いて利益をもっと増やしたい。
もっと多くのことを取り組んだり、組織を軽くしたりすることを考えているけど、何に力を入れて行えばよいか迷っている。
パレートの法則は別の呼び方で80対20の法則と言われています。
パレートの法則のエッセンシャルな考え方を身につけると仕事の効率がグッと上がります。経営にはもちろん、営業やマーケティングにも活用されています。
ちなみに教わった時に”パレードの法則”って間違えて聞き取っていて、しばらくパレートの法則をイメージするときはテーマパークで行われるパレードが頭に思い浮かんでいました笑
ロングテールの法則と比べられることが多く両方とも紹介します。
これがパレートの法則は嘘と言われる理由です。
ビジネスの場合であれば、小規模な事業な場合はパレートの法則が合っていて、規模が大きくなればロングテールの法則が合うようになります。
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それでは詳しく書いていきます。
パレートの法則とは
パレートの法則とは、物事を構成する中の8割は、全体を構成する2割の少数の要素が生み出しているという法則です。
言葉で見るより図を見て貰ったほうが、イメージしやすいと思うのでこちらご覧ください。
例えば、会社でビジネスを行っているとして、
○上位20%の顧客が売上の80%を締めている
○売上の8割は成績上位2割の社員が上げている
○納税額の8割は、税金を支払っている人のうち2割の富裕層が担っている
パレートの法則が当てはまらないという方もいますが、もちろん綺麗に80:20になるわけではなく、90:10になることもありますし、逆に70:30になることもあります。
ビジネスで「リピートしてくれる人は全体の1%だが、リピーターからの売上が99%」とかあったりするので、この場合だと1:99ですよね。
全然当てにならない法則じゃんと思われるかもしれないですが、重要なのはパレートの法則の考え方にあります。
割合の数字に囚われて「パレートの法則は嘘」とか「当てはまらない」と言うのではなく、「一部の要素が結果の原因のほとんどを占める」という考え方を持つことが重要です。
やることと、やらないことを決める戦略を決めるときにかなり重宝できます。
例えば、個人ビジネスを行い成功するために必要な3つのスキルは「ビジネス戦略、ビジネスモデルの理解、リサーチ」です。成功を繰り返す経営者は、何を大切にしているかというと戦略作りです。
経営資源が豊富にある大手でも、いかに効率を良して利益率を上げていくことを考えるともちろん戦略は重要になってきます。重要な2割以外にもリソースは割けるけど、上位20%に使う資源を増やしてさらに利益拡大できるようになったりします。
逆に今のリソース配分が80:20の割合になっていて理想の形である、と認識することもできます。
もっと詳しくパレートの法則について解説していきます。
ちなみにパレートの法則は、英語では「Pareto principle」とそのままで、名詞は英語と変わらないこと多いですよね。
パレートの法則の仕事やマーケティングでの活用例
パレートの法則を、仕事で活用する場合の例を紹介します。
結果の原因の8割を生み出している2割の要素を見つける大切さの話です。
例えば、新しい事業を始めたり、自分の知らないことに挑戦するときに専門家に話を聞いてみる、というのはチャレンジの成功に欠かせない要素です。
しかし専門家の方は知識豊富なためいろんなことを教えてくれます。
例えば、ネットビジネスの場合なら
○Twitterとnoteで収益化できますよ
○今はInstagramとClubhouseが熱いので、ここを伸ばすのオススメします
○ブログ書かないと固定のファンがつきにくいですよ
○TikTokとYouTubeを合わせた集客で一気に伸ばせますよ
○SEOはまだオワコンじゃないので市場によりますが全然伸ばせますよ
専門家に聞けば、こんな感じにたくさんの情報を得ることができて、やるべきことは明確になります。
全てに全力で取り組めればベストですが、しかし現実には経営資源は限られているので全てに全力コミットしていくのは不可能です。
大手などリソースが豊富なところだとできたりしますが、それでも効率を上げるためにやらないことを決めて、実践した方が利益率が上がります。
ワークマンが良い例です。しないことを決めて、それを徹底していて10期連続最高利益を更新しています。ちなみにワークマンがしないと決めていることの3本の柱はこちらです。
1,社員のストレスになることはしない
2,ワークマンらしくないことはしない
3,価値を産まないムダなことはしない
しないことの3つの柱を軸が具体的な行動に落とし込まれて実践されています。
○残業しない
○ノルマや短期目標を設定しない
○値引きしない
○取引先を変えない
○社内行事はしない
○会議は極力しない
○幹部は思いつきでアイディアを口にしない
個人で活動する場合は、さらにやることを絞り込む重要性は増します。専門家に聞いた結果いろいろ教えてもらったのはいいけど、「なんでも手につけてしまい結局全て中途半端に終わってしまった」ということが発生します。
行動して継続もできているのに、結果が出ない人の原因のひとつはこれだったりします。時間とエネルギー切れになって諦めてしまうんですね。
結果の原因の8割を生み出している2割の要素を見つけるということができていないと成功できないか、成功できてもすごく遠回りにになり結果が出るのが遅くなったりします。
では、どうやって2割の大切な要素を見つければいいのかというのは、方法は2つです。
まず1つ目は専門家にやるべき行動と”リソース配分”も確認することです。
専門家に「どれが最も効果のある行動ですか?」とか「どれが一番重要ですが」とか聞くと答えてくれます。
「全部重要ですね」とか答える専門家もたまにいるんですが、パレートの法則がわかっていないか優先順位付けが下手な可能性があるので、別の専門家にもアドバイス聞いた方が確実に成功の要素を絞りこむことができます。
いままで良い答えが返ってきた質問の仕方も紹介しておきます。
「全部大事だし、効果あるのは理解できたのですが、あえていちばん重要なものを1つに絞るとどれになりますか?」という質問です。
あえてという言葉を入れることで、「全て効果があることは理解できました」という話を聴いているという態度を伝えられて失礼にならないです。
しかも”あえて”と言っているので相手は「仮に制限なく優先順位絞り込んだら?」と考えになっているため、良い優先順位の付け方をしてくれます。
次に「2番目はどれになりますか?」と一つずつ聞いていくと精度の高い優先順位になります。
さっきのネットビジネスの例だとこんな感じになります。
質問者:「やって効果のある行動わかりました!ありがとうございます!あえてなんですけど、一番重要で注力した方が良いものってどれになりますか?」
専門家:「ブログが一番ですね。美味しい飲食店があったとして、また行きたいってなっても場所が変わっていたら嫌じゃないですか。ファンにここに来れば、コンテンツが見れるという場所を作ってあげるのが重要ですね。
質問者:「なるほどです!ありがとうございます!ブログ注力していきます。もし、次に大事なのってどれになると思いますか?」
専門家:「次はTwitterですね。ブログと相性良くて、ここからの流入増えれば、検索からの流入が多くなりやすいです。」
こんなやりとりになります。
パレートの法則を紹介した目的は、「いかに早く2割の大切な要素を見抜いて、注力して行動できるか」が成功への一番の近道になりますということです。
2割の大切な要素を見つける要素の2つ目なんですが、”実践”です。
まずは自分でやってみて効果を測定します。
そして効果のあった大きさをA~Dなどとランク付けします。効果アリはA、イマイチならDです。
同時に工数などのコストも図っておいてこちらもコスト的に優秀ならA、工数がかかるならDです。
わかりやすいように図も載せておきます。
まずは自分でいろいろ試しみてランク付けすると重要な要素2割が見えてきます。
あと、中級者以上向けなんですが、数値化すると重要な要素を見極められる精度が一気に上がります。
Twitterのフォロワーを伸ばすということを例にするとこんな感じになります
例の場合だと、検証結果の数字を覚えておくことで、よりインパクトを与える度合いが正確に計測できて重要な要素に絞りやすくなります。
マーケティングや営業で使う場合は、売上の高い人気商品にもっとリソースを割いて売ると売上が一気に伸びたりします。
○売上上位2割の顧客は誰か?
○売上上位2割の商品は何か?
まずはこのふたつを分析して、上位2割に注力するための戦略を立てて、逆に何をしないようにするか決めることで売上も利益率も伸びたりします。
棚卸しして工数がかかる割には売上にあまり繋がっていなかったとかたまに聞きます。
エッセンシャルに大事なものに絞り込んで注力していく考えは日本中に広まるといいなーと思っています。
パレートの法則とロングテールの法則
パレートの法則と一緒に説明されるのがロングテールの法則というのもあります。
大手が使える戦略だったりしますが、個人でもSEOで使えたりします。
パレートの法則のほうが重要なので説明はサラッとにしておきます。
まずロングテールの法則とは、インターネットでの販売で、売れ筋商品の売上額よりもほとんど売れないニッチな商品の方が合計した売上額が売れ筋商品の合計を上回るという現象を表した言葉です。
これでパレートの法則は嘘とか当てはまらない、と言われていたりします。
インターネット販売の場合だと店舗の陳列のスペースを考える必要はなくて、Webサイトの商品紹介ページを増やせば商品をたくさん紹介することができます。
注文が入った後に仕入れてから売るということをすれば在庫を抱える必要もなくなります。
ほとんど売れない商品でもたくさんの種類を紹介することで売れ筋商品の売上額を超えることができます。
ロングテール戦略で成功しているのがAmazonです。Amazonは本当になんでも扱っていますが、ロングテールの成功事例と言えます。
しかし、商品が増えるだけ作業が統一化できなかったり手間も増えるので、大手が出来る戦略です。
ロングテールSEOと呼ばれる集客もあります。
検索数が少なくて、競合が弱いキーワードで記事を作り上位表示されるようにします。
検索数が少なくても上位表示される記事を量産すれば、合計すればたくさんのアクセスが集められるようになります。
働きアリの法則(2-6-2の法則)
パレートの法則から派生した2-6-2の法則は組織構成に使われる考え方です。
法則の名前の通りに組織内の割合が2:6:2になります。
具体的には組織エンゲージメントの割合です。
・組織のために働く上位20%
・普通に働く中間層60%
・怠け者下位20%
となります。
働きアリの法則と言われているのはアリの実験からもこの割合になったからです。
サボっているアリは実は力を蓄えていて、敵の襲撃があったときに巣を自分の体で埋めて、防衛の役目を負うそうです。そのため実は下位20%のアリの存在も重要だと言えます。
下位2割も重要というのは人の組織でも同じで、実は成果を上げるためには必要な人材だったりします。上位2割を実は残りの8割の人が支えていたり、下位2割を引き上げることで組織の力の底上げになったりします。
教育に力を胃れる経営者ほど強みを伸ばそうと上位2割に注力して教育しようとします。
しかし実はそれは逆効果で、上位の2割と残りの8割の人との温度差が広まって組織の雰囲気が悪くなったり、上位の人達ももっと上の環境に行きたいということでその組織を抜けてしまったりします。
本当に効果があるのは上位2割の人に下位2割の人を教育させて、中間層はリーダー層が指導するという方法です。
ちょっと長くなってしまうので組織論については詳しくは別記事で書きます。
パレートの法則(80対20の法則)が学べる本
興味があれば本で詳しく学べます。
オススメの
『まんがでわかる 人生を変える80対20の法則』
マンガのためサラッと読むことができますし、概念の理解できて効率よくパレートの法則を学ぶことができます。
『人生を変える80対20の法則』
さらに詳しく学びたいという方はコチラおすすめです。
マンガが元にした書籍でさらに詳しく書いています。
僕はマンガ版は以前は嫌いだったのですが、効率よく理解して実生活に使うと考えたときに有効だと気が付き読むようになりました。
しかもYouTubeで要約動画や、flierで要約を見た後にさらに漫画版を読んだりします。
理由は概念の理解ができるため、同じテーマの本なら早く読めるだけでなく、理解が深まります。
エビングハウスの忘却曲線では短期間に同じ情報に複数回触れると定着すると言われているように、それだけ同じ情報に触れていると頭に残すこともできます。
今回のパレートの法則を実践で使うと本当に威力を発揮します。
このエッセンシャルな考え方を身につければ仕事で成果がでるだけでなく、効率よく仕事を終わらせてそれ以外の時間に多く使えるようになります。
ワークライフハーモニーの実現には必須ですね。
今回の内容がお役にたったなら幸いです。
ではでは~
・ 働きアリでよく働く2割のアリが巣の全体の8割の食料を集めている
・ 働きアリで本当に働いているのは全体の8割で、残りの2割のアリはサボっている
・ よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。
・ よく働いているアリ2割を取り除くと、残りの8割の中の2割がよく働くアリになり、全体としてはまた2:6:2の割合に戻る。
・ よく働いているアリだけ集めた巣にしても、一部がサボりはじめ、やはり2:6:2に分かれる。
・ サボっているアリを排除しても、残り8割の中の2割がサボりはじめる。
・ サボっているアリだけを集めた巣を作ると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。