どうも、安藤優希です。
個人事業主や独立したい人に向けて
成功し組織に縛られずに生活する
ライフスタイルを実現するための
コーチをしています。
僕の友人に整体師をやりながら
さらに自分でネットビジネスをやっている人がいます。
収益源は自分のビジネスの方がメインで、
生活できるレベルの収入に到達していました。
その他に週2回くらい他の治療院で
バイトをして週2回くらいで月10万ほどもらっています。
本人は自分のビジネス一本でやっていきたいようですが、
彼は売るのは高額サービスなので、
月によっては全く売れないこともあります。
月ごとの収入のムラが激しいので
固定収入がある安定感は捨てがたいらしく
自分で稼げるようになっても
相変わらず整体師は続けています。
また、整体師も肉体的にキツく
一日中、力を入れて施術して大変な日もあります。
忙しい時は休みがなく朝9時から
夜の9時くらいまで一日中施術している日が
1週間くらい続き肉体がボロボロになるそうです。
(仲間も似た状態だそう)
兼業ながら彼の自分のビジネスの売上が
だんだん増えてきて、
3ヶ月後には月収100万くらいは
いきそうだねと話していた矢先に、
多くシフトに入っていた
別の同僚が突然やめてしまいました。
その同僚は重い認知症の父親がいて、
仕事が終わるといつも介護のために
父親の元に向かっていたそうです。
徘徊癖があって、彼はそれを見張ってなければならなくて、
少し寝てしまうと父親がこっそり抜け出すので、
介護中はしっかりと眠ることができません。
そして朝がくるとまた出勤して
一日中整体で力を込めて施術する仕事をします。
しかし、そんな生活が続いた結果、
ついにメンタルを壊してしまって、
父親と一緒にいなくなってしまいました。
数日後に二入とも別の街で無事に発見されたのですが、
もちろん通常通り仕事ができる状況でなく、
そのまま休職しました。
結局その穴埋めは友人がやることになり、
出勤日がかなり増えて、
自分のビジネスどころではなくなってしまいました。
かろうじて売上は保っていますが、
まったく売上を拡大することができていません。
仕事は力を込めて施術するため、
仕事が終わる頃にはくたくたに疲れています。
給料はアップしますが・・・
彼の伸びしろを考えたら、かなりもったいないなと。
彼は仕事に一生懸命になることによって、
毎日お金を失い続けているということに
気が付いたほうがいいなと感じました。
例えば将来の月収を100万伸ばせるにもかからわず、
その実現が1ヶ月遅れるということは、
100万円のお金を失うことと同じだからです。
(一日に換算すると33,000円の損)
整体師の給与が一日2万円だとしたら、
彼は汗水垂らして働き、
半日でもくたくたになって働いても
1万3000円をドブに
捨ててきたということになります。
10日出勤すれば13万円、
20日出勤すれば26万円の損出です。
ちなみに彼はかなり節約の習慣があって、
一日の食費を数百円に切り詰めたり、
ポイントを集めたり、抽選に応募したり
日々の出費を抑えることに
手間をかなりかけていました。
旅行などをするときも必ず安いホテルや、
安い交通手段で移動して
数百円のお得をしてもかなり喜んでいました。
その一方で、毎日1万3000円ずつ現金を
捨てているという事実に彼は全く気づいてなくって、
僕がそれを伝えると「たしかに!」と
ショックを受けていました。
もちろん、職場の他の仲間に同情して
頑張ってしまう気持ちもわかりますが、
アドラー的にいればそれは「他人の課題」です。
彼と似たような状況に陥っている人は見ていてかなり多いなと思います。
例えば「自分のビジネスで成功して月100万稼ぐ!」と
決意していたにもかかわらず、
日々の会社の仕事に全力で取り組み疲れて、
やる気を無くしたり、作業が手につかなかったりとか。
必死にメルカリに出品したり、
お金を節約して無料や格安サービスにこだわった結果
何ヶ月もビジネスでくすぶってしまったりとか・・・。
結果的に成功が遅れることによって、
仕事やバイトで稼いだ金額や節約した金額を
圧倒的に上回る金銭的損出を
してしまっているということについては
気づいてすらいない場合が多いです。
もちろん目先の生活費が足りないのであれば、
ウーバーで働いたりとか、
節約したりは必要なので、
決して間違った行動ではありません。
しかし貯金がそれなりにあって、
生活することができないというわけでもない場合は、
一定期間はビジネスに集中し、
必要なものには投資して、
成功までの期間を数ヶ月でも短縮した方が、
結果としてお金を失わないで済む
ということは頭に入れたおいた方がいいですね。
ただ、この考えが行き過ぎると、
「半日でも休むと2万円失う…!」みたいな
脅迫観念に襲われるようなり、
まったく仕事を休めないワーカーホリックみたいに
なってしまうのはお気をつけを笑
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